フルートで自分の限界に挑戦!!第3楽章

はい、それでは前回の続きを。

まだ読んでない方は

第1楽章

第2楽章

をお先にどうぞ!

オーディション1週間前の悲劇

オーディションまであと残り1週間

本番2週間前に曲を変更するという無謀な決断をしてから

更に練習に熱が入る。

もう時間がない

圧倒的に時間が足りない

せめてもうあと1週間あれば。。。

今思えばかなり焦りがあったのだと思う。

疲れもピークに達していた。

そんなある日の朝。

起きて雨戸を開けようとした時

手が滑って勢いあまり

右手の中指と薬指を思いっきり雨戸と戸袋の間に挟んでしまった。

痛っ!!!

と思った時には既に遅く

中指からはが流れていた。

挟んだ指が痺れる。

痛くて動かせない。

そんな…

こんな大事な時に指を怪我するなんて。

しかも元々動かしにくい薬指まで…

とにかく幹部を冷やし止血した。

中指には絆創膏を巻いて

痛みが引くまで動かさないようにした。

昼間仕事をして

夕方になり

恐る恐るフルートを持ってみる。

思ったより痛くない!

指も動く

これなら何とかなる。

多少の痛みはあるものの

練習には殆ど影響がなかった。

あぁ、神さまは私を見捨てなかった!!

有り難い気持ちいっぱいで

再び練習に励んだのだった。

ところがまた追い討ちをかけるような

アクシデントが…

オーディション3日前の悲劇

右手指の怪我は順調に治りつつあった。

痛みもほぼなくなり

練習もラストスパートに突入。

そんな本番3日前のある日。

折りたたみ式テーブルを片付けようとして

今度は左手の中指と薬指を思いっきり挟んでしまった。

えええーーー!!!!

今度は左手!?

ギャグのようなホントの話。

普段はそんなことないのに

その日に限り

テーブル脚がなかなか閉まらず

少し力を入れた途端

バキッ!!!

と閉まってしまったのだ。

痛っ!!!!

開こうとしても開かない。

やっとの思いで開いた時には

挟まれた左手の指が紫色になり

痛くて動かせない状態だった。

そんな…

今度は左手だなんて。

普段怪我なんてしないのに

よりにもよってこんな時に。

幸い出血はなかったものの

とにかく痛い

動かすと痛む。

これは今度こそもうダメかも。。。

神さまは見捨てないと思ったのに

やはり見捨てられたのか…

続くトラブルは休めのサイン?

挟んだ左手の痛みは

すぐには治らなかったものの

夕方にはかなり良くなっていた。

傷の治りが早いのは普段の食事のおかげ?

その日は流石に練習をやめ

安静にして指を休ませた。

思えばオーディションを決めてから

ゆっくり休んだことがなかった。

身体もかなり疲れていたし

本番が近づくにつれ

緊張感が高まっていた。

疲れと焦りがピークに達し

咄嗟の判断力が鈍っていたのかもしれない。

好きで始めたことも

気がつかないうちに

プレッシャーとなり

自分を追い詰めていたのか。

本当に限界だったのかもしれない。

1週間前の怪我が最初のサインだったのだろう。

少し休めと。

それでも気づかず

頑張り続けた。

だから再び

2度目の怪我を。

そうでもしないとやめない私だから。

そうだ

もうやるだけやった。

限界まで挑戦し続けた。

もういいじゃないか。

もう十分。

疲れたら休む

そんな当たり前のことを

すっかり忘れてしまっていた。

残りの3日間は無理せず

楽しもう!

と決めた。

フルートを楽しむこと

それを私は

忘れてしまっていたのかも知れない。

 

そしてあっという間に

3日は過ぎ

いよいよオーディション当日の朝を迎えた。

 

続きます。